ケーブルカーネタが続きます。
というより、私の中でケーブルカーブームが発生してしまったようです。なんてね。
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9月、たまたま徳島県で仕事があり、またそれが週末に近かったものですから、帰宅を日曜にずらして、四国をぶらり歩いてきました。
現在四国にあるケーブルカーは、八栗にある四国ケーブルのみです。数年前から屋島にあったケーブルカーは休止中。残っていれば割と近い距離にあったので、続けて乗ることもできたんですけれど。
さて、今ある八栗ケーブルは、琴電八栗駅からしばらく進んだところにあります。レンタカーで向かったのですけれど、駐車場がいっぱいだったらどうしようかな、なんて考えながら進みます。
結果から言えば杞憂でした。空いてた。真夏の暑い時期ですから、お遍路さんも少ない、ということなんでしょうか?
駐車場というか、八栗登山口駅の目の前に車を置き、振り返ればオレンジ色のレトロなケーブルカーが見えます。
ううっ、可愛い! 写真では見て知っていましたが、現物はまた一層可愛いです。切符売場に行きましたら、すぐに発車しますよーとのことでしたので、慌てて乗り込みます。
ケーブルカー特有の傾いた車両は、使い込まれていますが、とても綺麗。私以外に2人のお客さんと運転席に座ったスタッフの方で発車です。
女性の声の案内テープが流れ、すぐに御詠歌が流れはじめました。ちょっと聞き取れなかったのですが、弘法大師様に関する歌なんでしょうか。がたんごとんと揺れながらゆっくり急坂を登ります。晴れていたからそうでもありませんが、これが荒天時だったりすると、なんというか、こう、世界の端っこに向かって進むような印象を受けたかも。ちょっとSF的です。
中間地点で下ってきたケーブルカーとすれ違います。同じ車両ですが、向こうは青。鮮やかな色です。車両は、どちらも1968年製ですが、色は割と近年に塗り替えられたものです。
少しずつスピードが落ち、山上駅に到着です。ここから八栗寺の山門まではすぐです。私はまだ八十八ヵ所めぐりをやっておりませんので、お寺へは行きませんでした。いずれまた。
涼しい売店でしばし休憩。お寺から帰ってきたお遍路さんにはお茶のサービスもあります。ちなみに売店の店員さんは、先程ケーブルカーで登ってきたスタッフの方(ポジション的には運転士さん)です。
切符は、券売機ではなく手売りの軟券でしたので、片道券を記念に買います。同じように見える切符ですが、ハンコが違うだけじゃなく金額も違うんですね。
そうそう、記念スタンプも忘れずに。上も下も同じスタンプですが、インクの色が違います。
同じ車両で折り返します。今度車内に流れ始めたのは、シルクロードのテーマ。な、なんで!?
ま、どちらも長い旅に関する曲には違いありません。イメージは遠くないですが、ちょっと驚いた。
登山口駅に戻りまして、こちらでも切符を買います。というわけで、完乗~。駅前には開業40周年の記念碑なんかも建っていました。
そうそう、ここは残念ながら駅名標がありません。レトロなのがあったら最高だったんですけれど。
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せっかくですので、近くにあった、屋島ケーブルの痕跡を見に行きます。遠くから見る限り線路や山上駅はそのまま残っているようです。
琴電の屋島駅(名建築!)から緩やかな坂道を北上すると、ほどなく見えてきます。
現役当時より少しぼろくなったかなーぐらいで、まだそのまま残っています。ホームの中を覗き見ることはできませんが、かろうじて車両がまだあるなーというところまでは見えました。
あくまで「休止」と書いてありますが、復活は望めそうにありません。
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