2015年11月13日金曜日

華・里・東

……と意味不明のタイトルは以下ご覧いただければと存じまする。
前回の「上・旧・下」の続きでございます。

金華駅 





素晴らしいロケーション。駅周辺の集落はすでに人の気配がほとんどありませんでしたが、非常にフォトジェニックで美しい駅でした。

十三里駅





 それなりに車通りもある国道のすぐ脇にある駅ですが……

東追分駅




青い空と無人の大地。入り口にも若干迷うぐらいの秘境駅でございました。

花咲駅、鷲ノ巣駅については、過去に撮影していますので、この旅では行きませんでした。よいところがどんどん無くなってしまうと嘆くより、今のうちに見に行かなくちゃ、と焦る気持ちが先に立ちます。


2015年10月30日金曜日

上・旧・下

タイトルだけでぴーんと来られた方もいらっしゃると思います。

JR北海道の、上白滝、旧白滝、下白滝駅が廃止になることが発表されました。
いずれも駅マニア垂涎の秘境駅であり、木造駅舎も残るとても美しい駅たちです。

いてもたってもいられずに、行ってきちゃいました。

上白滝駅





 一日に上下一本ずつしか止まりません。

旧白滝駅






 元仮乗降場ですので駅舎と呼べるものはありませんが、立派な木造の待合室があります。
すぐ脇の踏切の名前は「墓地」。集落は無くなっても、お墓参りの人たちが利用していたのかもしれないですね。

下白滝駅





駅から国道までの道。ここはね、ちょっとおっかない犬が何頭も放し飼いされていますので、訪問の際はどうかお気をつけください。

奥白滝信号所


 こちらはすでに廃止となった奥白滝駅跡の信号所です。入り口が塞がれた駅舎は、ペンキを新しく塗られたようで補修されて使われています。

おまけ
旧白滝出入り口跡。これは高規格道路と一般道のいわゆるICの跡地。
そのくらい人家がまったくなくなってしまった場所にあります。
ずっと原野だったわけではなく、一時は多くの人々が暮らしていた地域です。学校跡の記念碑などもありました。えっ、こんな何も無いところに? と思いましたがかつては集落もあったのでしょうね。

北海道の廃止予定駅は他にも行きましたので、エントリをわけて、続きます。

2015年9月9日水曜日

追想 仙台ハイランド

消えていくもの、に、強く惹かれます。今しか見られない光景が好きです。なるべく写真をたくさん撮っておきたいと思います。それも些細なものを。あまり人が目を向けないようなものを。

2015年8月末で閉園してしまった、宮城県仙台市の仙台ハイランドに閉園前に行くことができました。そのときの写真を、あんまり説明とかせずに、らららと並べてみたいと思います。ららら。

国道から見える看板。楽しそう。

あまりよくない道を抜けると現れます。

私より若いんだなあ。

 マスコットキャラ。

もうゼロになってしまいました。

 かつてはリフトもあったようです。

 ひと気がありませんが営業中です。営業していないアトラクションもいくつかありましたが境界線がイマイチよくわからないくらいには閑散としていました。ジェットコースターは震災以降未稼働です。


開業当初は「西仙台ハイランド」という名称でした。一足先に廃駅となった仙山線の駅もそんな名称でしたね。

 ゲームコーナーです。

 スペハリ発見。


お? ジバニャン。景品だけはそれなりに新しいものが入ってたんですね。

国道にあった看板にもいましたね。プロレスラーのようですが、タコなの?

 豆汽車。割と本格的。




さて、かつてはコンサートなども行われたであろうホールに入ってみます。




 新製品ですよ。

 ポコにゃん!!

レトロゲーム好きな私、大歓喜ですよ。
そういえば私、かつて、Continueって雑誌で温泉レトロゲーム探訪記事を書いてたのでした(別名義ですが)。
今でももちろんレトロゲーム大好きです。

 これもアミューズメントですね。



 縦バンジーだとか横バンジーだとか。

 かつてはサーキットも奥にありました。

さて、収集すべき紙ものですが、
これが入園券。

これがのりもの券。なかなか美しい常備券でした。

記念スタンプと呼べるものはありませんでしたが、職員の方は親切にも業務などに使っているスタンプを記念にどうぞと押させてくださいました。

おみやげとして、メタルしおりを買ってみました。


もうなくなることがわかっているところを辞するときが一番しんどいです。自分の意思でもう二度と来られないところを離れなくてはいけないのです。
心を鬼ではなく無にして、すっと外に出ました。フォトジェニックな観覧車がとても印象的でした。