2013年8月9日金曜日

あるコレクションの終焉

新しいことを次々にやりたい私は、どんどん集めるもの、訪問したい場所などが増えるばかりです。全部集めた! よし次! となればいいのでしょうけれど、たいていはなかなかそう簡単には終わらせてくれないものです。
でも、時代の要請により終わらざるをえないものもあるのです。

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私、結構出張が多い仕事をしています。多い年には、年間90日ほどホテル住まいです。
今年はそこまでではありませんが、既に25日ほどはホテルで過ごしています。
となれば、それなりにホテルに詳しくなります。あのチェーン店はお風呂が広い、だとか、あそこは朝食がおいしいとか。
中でもお気に入りのチェーン店がありました。ホテルアルファーワン。全国に40数店あって、お安い、というのと、「ビジネスパスポート」があった点が私にとってのポイントでした。

このビジネスパスポートは、チェックアウト時にいただく領収書にサービスマークがついており、これを切り取って貼り付けていくと5店ごとに割引サービスが得られて、20店で一泊無料になるというものです。なあんだ、そういうサービスなら他にもあるじゃん、と思われるかと思いますが、私を奮い立たせたのが、そのサービスマークです。
ちゃんと「郡山東口」とか「能登和倉」とか店名が入るのです。

となるとね。全部集めたくなるではありませんか。あれ? ならない? 私はなるのっ!
というわけで、店名が重複してもそれはわざと貼らずに(本来重複していようが得られるサービスにはまったく関係がありません)、違う店名のものだけをちまちま貼り付けて17店。もう少しで一冊終わるかなーというときに、あるニュースが聞こえて来ました。
ポイントカード導入につき、ビジネスパスポートは廃止するよ、と(正確には、2012年5月の話です)。

……時代の流れですね。そもそもネットで予約して、ネットでカード決済までしてしまうことが私も増えていて、ホテルで領収書をいただくことも減っていたのです。
や、もちろん移行期間はあり、少なくとも私は、15枚集めた分のサービスは得られるのでしょうけれど……、それが目的じゃないんだもん。全店集めたかったなーというそれだけの話なのです。

だからといって、急にこのチェーン店を使わなくなるかと言えばそんなことは無くて、その後も何度か利用していますし、これからも利用することあると思います。
ただ、楽しみはひとつ減っちゃったかなーと、マニアを自覚している私は思うのでした。

閑話休題、他のホテルさんももう少しマニアを意識してくださってもよろしいのじゃないかしらっ!
せっかく全国チェーンで展開しているホテルなんですから、共通図柄のスタンプですとか、他の都市でも使いたい!(集めたい!)と思えるような仕掛け、したらいいのに、とかねがね思っています。
ドーミーインのドーミーインコ携帯クリーナーはちょっとよかったけど、スタンプは全店にないでしょ。東横インとかルートインとかコンフォートとか、何か無いの? 領収書の用紙もまちまちだしなあ。

2013年7月25日木曜日

印紙と証紙

ここでお話しようとしていることは、興味の無い方には、何を言ってるのかさっぱりわからん! という結論になりそうな内容ですが、きっと証紙そのものをご覧になれば、なにこれ私も集めてみたい! と思う人は少なく無いと思うんだ。
ただ、証紙はガチンコの有価証券ですので、鮮明な画像を出すわけにもいきません。ギリギリまで解像度を落としております。ご了承くださいませ。

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子供の頃、切手を集め始めたばかりのころ、切手カタログに載っていないものをもらいました。
日本郵便ではなく、日本政府と書かれており、上には「収入印紙」という文字が書いてあります。
どうやら切手と違うものだ、ということはわかったのですが、結局それが何のためにどう使われるものなのかは、随分大人になるまでわからずじまいでした。
ただ、それは切手と同じように綺麗で、切手と同じように集めたくなるものだったのです。

しかし、随分長いこと、そうした「その他の切手みたいなもの」についての情報をまとめた本などが無く、調べようにも調べ方がわからない、というまさに暗中模索。きっと法律とかちゃんと調べればわかったのでしょうけれど、そこまでの情熱も無く。なんとなく切手ストックブックの端っこに何枚かの収入印紙が入ったまま、という状態でした。

時は過ぎ、なんでも調べれば取っ掛かりぐらいはつかめるインターネット時代。私は収入印紙ではなく、別のものに心奪われていました。
「収入証紙」。「収入印紙」ととてもよく似た名前ですし、見た目も切手みたいでよく似ています。けれど、発行元が日本政府ではなく、各都道府県などであり、それぞれにデザインが違うのです。
この、デザインが違う、というところが私のハートにダイナマイトヒットでした。都道府県庁めぐりをしながら集めたらスタンプとともに楽しいコレクションができるかも!
他県の人間がたやすく買えるものなのかどうかも最初はわからずおっかなびっくりでしたが、県庁などの売店に行けばすんなり買えることもわかり、また、半分くらいは共通デザインになってしまっているということもわかりました。
1円から数万円まで額面も様々で、全部買うなんて無理です。なのでキリもよくどこにでもあるであろう100円のものを買うことに決めました。


集め始めてすぐに、どうやら東京都は収入証紙を廃止する方向で検討しているらしい、という情報は得ていたのですが、まだ先のことだろうなんて高をくくっているうちに、廃止になってしまいました。痛恨のミス。正直に言えば、廃止予定として提示されていた年度を一年読み間違えたのです。恥ずかしい。
なので、現在に至るまで、東京都の収入証紙は未収のままです。

それ以外ではあと三県ほどで終わります。鳥取県はお友達に買ってきてもらったのですが、100円券が無かったよ、とのことですので、リベンジが必要です。

さて。
冒頭に情報をまとめた本が無い、と書きましたが、現在はそうではありません。すぐに入手できるものとして、二冊の本が存在しています。

古屋厚一編「日本印紙カタログ」株式会社鳴美

と、
下邑政弥編「日本印紙類図鑑」有限会社フクオ

です。前者はカラーで、現在次の版も出ているようです。後者はモノクロですが厚さは倍ほどもあり、たばこの封緘紙まで載っています。都道府県発行の「収入証紙」については、こちらに掲載されています。
私にとって、この二冊は宝物というか、大事な本です。飽かず眺めていられます。

収入印紙についても、私がもらった赤いものにとどまらず、金額の違いだけでも数十種類もありますし、そもそも明治時代の手掘りから始まっていますので、切手の発行からわずか8ヶ月後にはもう誕生しているのです。用途に応じた種類もたくさんありますし、もう見るもの見るもの私の知らないものばかり。そしてその意匠の美しいこと。

収入証紙(そうそう、なぜか福岡県だけ「領収証紙」と言います)の話に戻りますが、共通デザインのものは46道府県中22道府県。半分近くです。これらの共通デザインを採用している道府県でも以前は独自デザインだったところもちらほらと。全部違っていたらもっとおもしろいコレクションが出来たかなと思いますが、コレクションをしている、という人が極めて少数派だと思いますので、わがままな話ですね。

ところで。「日本印紙類図鑑」によれば、都道府県発行の収入証紙にとどまらず、市町村発行の収入証紙にもオリジナルデザインを採用しているところがあるようです。どういうケースで使い分けているのかはそれぞれの市町村で違うとは思いますが、ごみ収集用などに使っているケースもあるとか。
中でも、千葉市、船橋市、横浜市のそれは非常に美しいデザインで、集めがいがあるものになっています。

この三都市については、図鑑に載っていたので買うことができましたが、図鑑でも「記載外の存在も考えられるが現在までの判明分に止める」という文言が。
他にも札幌市、成田市、徳山市などの図柄が掲載されているものの、現在のwebサイトなどで調べた限りではすでに証紙を廃止してしまっているように見えます(行って確認はしていません)。
姫路市などはつい最近証紙を廃止したようで、お知らせがwebサイトに掲載されています。どんなデザインだったのかはわかりませんが、こういう自治体は結構あるようです。

現在もある市町村発行の収入証紙について丹念に調査したらきっとおもしろいコレクション、いや、文化的資料ができあがると思うのですが、そうたやすい仕事ではなさそうです。

2013年7月12日金曜日

富士山五合目の収集活動

あちらこちらに何度も書いていることですが、私は山梨県の甲府市出身。高校卒業の18歳までずっと甲府です。なので、教室の窓から富士山が見えるのは当たり前だったのです。
……ということと、富士登山をしたことがあるか、ということとはあんまりリンクしません。もちろん機会としては遠方の人よりは行きやすくはあったと思いますが……。要するに私は山頂まで行ったことがありません。
行きたいとは思っているのです。けれど、そうやって先延ばしにしているあいだに身体は弱り、世界遺産になんてなってしまって人が多くなってしまい……。
あ、いけない、こんなネガティブな話をしたいんじゃなかったんだ。
その、世界遺産登録で湧く富士山の、五合目までは車でびゅーんと行くことができるわけで、そこで収集できるあれこれを山開き直前6月30日にしてきましたので、そのお話です。

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前日、秩父でホタルを見た後、お友達と相談して行こうよ!ということが決定。雁坂峠を越えて、道の駅やらダムやらに寄りつつ、富士山に近づいていきます。
FUJIYAMA COOKIEでクッキー買ってコロカもらって、たけ川で吉田うどんを食べるよ!





そして、富士スバルラインに突入します。どんな絵入りチケットかと思いきや、超つまんないレシート。そりゃ大事な記念だから保管はしますが、スキャンして掲載とかしてやらん。結構大事だと思うんだ、こういうの。

当日は雨こそ降っていませんでしたが、薄曇りで、そのお腹に抱かれているとはいえ、富士山全然見えません。空いてて快適だなーっと思ったものの、終点近くで一旦停止。十数台の車の列ができています。駐車場の入庫待ち。まあ、こんなものでよかった。
割とすんなり入れて、車から降りましたら……うむ、やっぱり涼しいです。五合目だし、とそこまでしっかりした装備じゃありませんでしたが、上着持ってきてよかった。

さて、駐車場から降りて最初に訪れるのは、総合管理センターです。ここにまずスタンプがありました。
お願いすれば機械で日付も入れてもらえるようです。


そこから階段をあがりますと、おみやげ物やさんが立ち並ぶ繁華街(!?)へ。
まず最初に手前のお店から行きましょう。ここには、富士山五合目簡易郵便局があります。
日曜日ですが営業しておりまして、風景印をお願いしましょう。
そして、表面には、こんな可愛いスタンプを押してもらいました。

さらに窓口に置かれていた大きなスタンプがあったので、裏面に押したいと伝えましたら快くいただけましたよ。

おお!世界文化遺産スタンプ。もう作ったのですね。素晴らしい。

これ以外にもだいぶへたれたスタンプが3つほど。
それにしても書かれている案内文が、日本語より中国語のほうが多いような印象。実際周りで日本語があんまり聞こえて来ません。


さて、他にもおみやげ物やさんを冷やかしつつ、小御嶽神社に向かいます。
お参りするのにちょっと並ぶぐらいには混雑しています。ここでは、御朱印もいただけます。

どーんと「富士山」の文字。かっこ良いです。

実のところ、一番のお目当ては「世界遺産」と入った新デザインの記念メダルです。
ケース入りでも各種売られていましたが、私はアルバムに収納する関係上、販売機での素のメダルのほうが嬉しいのです。
普段から発売されているものも、38mm版と、31mm版があります。通常の記念メダルは31mmですので、それよりも大きなずっしりメダルがここにはあるのです。
以前お友達に買ってきてもらったものとデザインが同じであることを確認して、38mmについては世界遺産と入ったものだけを買います。
31mmメダルは持っていませんでしたので、通常版と世界遺産版を買います。これ以外にも2013と年号の入ったものや、鉄腕アトム、ウルトラマンのメダルなどもありました(箱根で既に買ってるので私は買いませんでした)。



ふう。これでほぼ目的は達成かな。いや、まだあるぞ。メダリーフが変わってないかどうかも見ておきましょう。……うむ。変わりなさそう。
そうそう、忘れちゃいけません、山バッジです。
どちらかというと、山ピンズがたくさん売られていましたが、他の山と合わせるためにバッジを探しました。何種類かありましたが、このへんが一番シンプルでしょうか。

テレビ局の取材も来ていましたが、避けて避けて歩きます。富士山軍手とか、ふせんとか、Tシャツとかなかなか素敵グッズもありましたが、私は今回はガマン。もういっぱい買っちゃったのでな。

というわけで、山開き前日ですが、混雑する五合目でたっぷり楽しんだのでした。

どうやら翌日以降、本当に大フィーバーのようで、例年比で確実に人が増えているようです。

私が富士山の頂上に行ったことがないのは、そうそう気軽に行ける場所じゃないから、です。それなりに準備が必要です。友人に、登山競走に参加しているようなアスリートがいますが、彼だってすごく準備していますし、本当の山の恐ろしさを知っています。そういう話を聞いているので、じっくり道具を揃えたりしてから行こうと思っています。
山小屋のスタンプとか、山頂神社の御朱印とか、来年あたりご紹介できたらよいなー。

2013年5月18日土曜日

ふなたび!

山梨県出身で、実家を出てからも関東から出たことがない私は、鉄道やバス、飛行機には随分と乗って来ましたが、船はあんまり乗っていません。特に離島の生活航路などにはあこがれがあるのですけれど、身近に無いものですから遠くに出かけてそこで、乗る、みたいな。
でも、それだけの価値があるなー楽しいなーと思います。

今年に入っていくつかの船に乗った記録を残しておこうと記事にいたします。有名ドコロばっかりですけれど。

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◆城ヶ崎渡船「白秋」
神奈川県の三崎港と城ヶ島のあいだには、立派な橋がかかっていて車でも渡れるのですけれど、渡船も存在しています。
のぼりにあるとおり「天ぷら油で運航中」だそうで。可愛い船が元気よく走っています。




◆富山県営渡船
もともとは鉄道路線が結んでいた区間ですが、港を建設するにあたり分断し、代わりに運航されるようになった渡船です。無料。
すぐ近くに大変立派な橋がかけられて、車はそちらを渡れるようになりました。徒歩や自転車もそちらに……という計画だったようですが、風で揺れるとかでまだ完全移行はできていないのだとか。
いつかは渡船の役割を橋に譲るのだろうなと思いつつのおなごり乗船でした。
 


◆JR西日本宮島フェリー
広島県の世界遺産厳島神社がある宮島(厳島)に向かう船は、JR系と広電系がタメをはっています。マニアな私は、両方に乗りたいので、行きはJR、帰りは広電にしてみました。

切符的には、券売機もありますが、常備軟券も窓口で発売しています。

◆宮島松大汽船

 こちらが広電系の宮島松大汽船。同様に窓口でも軟券の乗車券を買えます。ただ、宮島口と宮島とどちらで買っても同じ切符のようです。
およそ10分間隔で双方がしのぎを削り、なおかつほぼ満席になるのだからすごい輸送量です。
もう一つ、広島港と宮島を結ぶルートもあるようですが、今回は乗りませんでした。

◆南海フェリー
和歌山と徳島を結ぶルート。今年のゴールデンウィークに利用しました。橋を使えば淡路まで大回りしなくてはいけませんが、ショートカットができるのが船のよいところ。
ところで、私の今の愛車。全長が402センチです。……この2センチのためにフェリーだと随分値段が違うんです(前の車は395センチでした)。フェリーにたくさん乗りたい人にはオススメできない車だわあ。
夜の便に乗りましたので、船や港の写真は撮れず。代わりに著名な立て看板彼女を。
 高野きららちゃんと阿波野まいちゃんですね。
さておき、私が乗った便ではもう売店は営業していませんでした。スタンプは売店にあると聞いていたのであきらめましたが、その後売店営業時間でもスタンプ無いよという情報も漏れ聞こえてきました。どういうこと。そんなんダメよ。

◆備讃フェリー
ゴールデンウィークの第一目的は、備讃フェリーに乗ることでした。本当ならばもっとじっくり時間かけて、手島とか奥のほうまで行きたかったのですが、まずはお試しで、江の浦までを往復。

行きは車も積めるフェリーです。40分ほどで江の浦に到着。ここの乗船券は硬券で発券されます(それが目的)。券箱は無くて引き出しからゴムで束ねた硬券がごろごろと出て来ました。

帰りは旅客船。小型だけれど、コンパクトで早い。波の上を飛ぶように走って20分で丸亀に戻って来ました。

おとなりの本島汽船にも乗りたかった……。


船の切符とかスタンプとか、まだまだ研究が進んでいない気がします。もっと旅してもっと知りたいことがたくさんあります。今年の年末に、2013年の船旅第二弾記事が書けるくらいにもっと乗りたいぞ。

2013年4月2日火曜日

年度末で終わったもの。あれこれ。

新年度を迎えました。今年は桜も早くに咲いて、気分的にはもうすっかり春なんですが、まだまだ寒い日も続きます。
私は、冬タイヤをノーマルに履き替えるタイミングを逸してしまって、ああ早くしないとと焦ってる昨今です。
さて、前年度3月31日をもって終了してしまったものもあり、新しく4月1日からスタートしたものもあり。毎年この時期は悲喜こもごもですね。
そんなあれこれをちょっとピックアップ。

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◆東北観光博
終わってしまったものの一つとして、東北観光博があります。東北を28エリア+途中参加の2エリアに分けて、そこにある「旅のサロン」に行くとパスポートにスタンプを押してもらえます。
ちょっと最後慌て気味ではありましたが、なんとか無事に30エリアのスタンプを完集いたしました。いえい。
とてもよい企画だったと思うのですが、雑感をちょっとだけ。

・パンフレット
A5サイズのパンフのデザインが途中で変わったのは収集家的に結構痛手でございました。ええっ、また集め直し!? と思ったもの。
また、みやこと気仙沼には同型のパンフが無かったように思うんだけれどどうだったのかな。

・スタンプ
統計をとるという使命を帯びていたこともあって、 旅人が自由に押せるスタイルではありませんでした。それはそれでよいかな。
ただ、あのインクはちょっとなあ。県別に色が違いましたが山形県のスタンプインクは薄くなっちゃって読み取れないくらい。せっかくよいスタンプなのだからキレイに残したいものです。
普通のインク使ってた気仙沼が一番鮮明というのは、スタンプインクの適材適所というか向き不向きがはっきりしちゃった例かなあと思います。やっぱ普通のインクがよいよ。

・webサイト
私のようにひたすらにスタンプを集めることに腐心するような人がイレギュラーなのだ、という自覚はあるのですが、どのエリアでどこがサロンなのか、という視認性の高いページが無かったのがちょっと残念でした。結局自分でリストを作ったんですが、それがまた災いして、私、白神エリアのサロンに実際行ってるのに、まったく気づかずにスルーしてしまうという大失態をしました。
真冬にもう一度鰺ヶ沢まで行くのは大変だったけど、まあ、今となればよい思い出です(笑)

全般的にサロンのみなさんはとてもフレンドリーで親切だった、なんて言うまでもないことのように感じてしまいます。そうじゃなきゃ途中で集めるのやめてるよ。
もともと東北は大好きです。今度始まった桜八十八箇所もやってしまうんだろうなあ……。
よい企画をありがとうございました。

◆全国自然いきものめぐりラリー
100ヶ所のビジターセンターなどに置かれたスタンプを集めるラリーでした。私の友人夫婦は見事全エリアをクリアしておりました。すげえ。
私も自力でゴールド認定書をもらえるぐらいは回ったのですが、さすがに小笠原や屋久島があるので全部は無理かなーと端からあきらめちゃった。
スタンプは継続して設置してくださるというのは大変な朗報です。とてもよいデザインのスタンプだったので、今後共継続して集めていく所存です。

◆郵便局の廃局相次ぐ
2013年3月に廃止となった郵便局は9局。これ以外に一時閉鎖や簡易局への変更などなどもあって、郵趣家のみなさんは大忙しだったのではないでしょうか。
○○内という郵便局がなくなることが続いています。民営化して家賃が気になるようになったのかしら……とか邪推してしまいます。特に空港内なんて利用者かなり多そうなんですけれどね。



いくつかいただきものの風景印を貼っておなごりをおしみます。

風景印といえば! 千葉県の新治郵便局の風景印が、3月29日をもって廃止となりました。
図案として描かれているアンテナが撤去されたからだ、という説明でしたが、事前の告知を私が見落としており、気づいたときにはもう31日。終了した後でした。
新治局は千葉県のあんまり多くない未収局のうちの一つでした。ちょっと頑張れば仕事の合間に行けなくもなかっただけに悔しいなあ。

◆能登有料道路
無料化されまして、「のと里山海道」と名称を変更しています。無料になるのに緑色の看板で書き換わってたのはよいのかな。
途中にパーキングエリアが複数あったり、料金所も複数あったりでなかなかおもしろい道でした。
中でも、「全線券」、「区間券」と呼ばれるチケットを買うことができる制度はマニア的に興味深いものでした。各料金所ごとに料金を払うのが面倒。その上全線もしくはほぼ全線走るよ、という客向けに発行される切り離し式のチケットです(ETC使えないからね)。
無料化を前にわざわざ全線を走りに行き、料金所で事情を話して全線券や区間券を使う分とは別に余分に買わせていただきました。

上が内灘ICで買った全線券。下が横田ICで買った区間券。違いは料金所名ですね。他に白尾ICで区間券が、横田ICで全線券が買えたのですが、さすがに全部はいいかなと思って私は買いませんでした。
料金所でこれをお願いしてるとき、料金所のおじさんがだんだん半笑いになって(変わった客が来たな……w)と思われてるんだろうなあというのが手に取るようにわかりました。ご面倒をおかけしてすみません。

きっと金沢市内のチケットショップに行けば、回数券のバラ売りなんかもあったんだろうなあ、とか、能登半島の町民になれば割引通行券なんてのもあったみたいだなあとか、突き詰めればキリがありません。けど、私はこれで充分です。

だらだら書いてたら散漫な話になっちゃいました。まだお話したいネタはあるのですが、次回にまわしましょうー。

2013年2月28日木曜日

大塚本町駅に行って来たよ

というタイトルだけで、マニアな方々にはもうお分かりですよね。
神奈川県を走る相模鉄道、通称相鉄。本線の「かしわ台」駅ができる前にあった駅が「大塚本町」駅です。昭和50年に、駅を分割するような形で、かしわ台駅とさがみ野駅ができて、大塚本町駅は廃止となりました。
今でもかしわ台駅の東口として、長い通路の一部にホームを留めていて、こういう形で廃駅が残ってるケースは珍しいんじゃないかな。

そんな大塚本町駅の記念切符が発売になる、ということで、朝から並びに行って来ました。

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……寒かったです。
お天気はよかったのですが、屋根があるが故に太陽の光が降り注がず、真横を通過する電車が巻き上げる風で寒いこと寒いこと。
切符の発売は10時からということで、のんきに9時半ぐらいに到着しましたら、150番目くらいでした。みんなすごいな……。
実は私より前にお友達が二人すでに並んでいましたので、自分が買えなくてもおこぼれにあずかれるかしら、という甘い期待があって、さらにのんきに構えていました。

 10時になってもなかなか列は進みません。というのも、100枚ほど再来週のイベント参加券がついてるとのことで、箱から選んで買えるという状態になっていたようです。

さらには、今回の記念切符。さがみ野、かしわ台、相模大塚の各駅D型硬券がセットされているのに加えて、実際には使えない(だって駅が無い)「柏ヶ谷」と「大塚本町」のB型硬券入場券が入っています。ただし、どっちか選ぶことはできない、という……。
こういうの、正直好きじゃありません。どうしても両方欲しい人は複数買うことになるし、余らせてしまうことにもなります。そうすると終わりの方に来た人が買えないということもありえます。
さらにさらに当たりの参加券も硬券ですし、該当の日付で色が違うようですし、はずれた場合には、別の模擬券が二種類どちらかが入るという……、もうよくわかんない状態です。

ちなみに「柏ヶ谷」とは、大塚本町の前身の名前です。開業時は柏ヶ谷だったようですが、なぜかわずか一ヶ月で大塚本町に改称されています。

とまあなんだかえらそうなことを言ってますが、やっぱり私も両方欲しい! おまけの絵だけ切符はどっちでもいいけど、入場券はねー。というわけで、複数買いまして、柏ヶ谷と大塚本町両方入手できました。最初にがっつりシャッフルしてくださったのでしょう。

さてところで。
この切符のための行列を見越してか、元大塚本町駅のホーム上には、古い相鉄の写真や、駅名標が復刻されて飾られていました。

古い写真で見た駅名標とよく似ていますので、ちゃんと現物を参考にして作ったのでしょうね。

駅の外切符発売ブースには、海老名のゆるキャラ、えび~にゃちゃんも来ていました。
イラストだとニ頭身なんだけど……あ、いや、多くは望むまい!


どうやら切符は即日完売になったようです。柏ヶ谷と大塚本町があったから、実質二種類で発売数半分だものね。

ちらほらといろんな鉄道で、幻の駅の切符を記念切符として出すケースが多くなってる気がします。ぱっと思い出せる最近のものだけでも、「ハイランド」とか「小松ケ丘」とか「鈴川」とか「足尾本山」とかいろいろ。
おまけとしてつけてくださるのはおもしろいし、歓迎するんですが、ほどほどでお願いします!

最後に、本物の大塚本町駅の乗車券を。これは昔、古い切符を扱うお店で買ったものです。

ああ、やっぱり本物はカッコよいなあ……。

2013年1月8日火曜日

2013年のりてつ初め

新年あけましておめでとうございます。
本年もこののんびりブログをよろしくお願いいたします。

のんびりすぎて、12月は更新しなかったなー。書きたいことはあれこれあるんですが、あの写真用意しようとか、あのスタンプスキャンしなくちゃとか考えちゃうとついつい億劫になっちゃって。
いやいや、それでも今年はちょいネタを多めに更新したいなーと思っております。思うだけは。

さて、2013年一発目は、乗り鉄の旅です。
行ってきた日に、mixiの日記では簡易版で公開したのですが、写真も取込ましたので、あれこれ貼りつつこちらでもお話しようかな。

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私、生まれも育ちも山梨県の甲府市ですが、実家は現在群馬県の高崎市にあります。
なので、お正月やお盆などに帰省しても、お友達がいないので、自然とぶらぶら一人で歩いたり、家族と出かけたりということが多くなります。
この日は、一人で出かけることにしまして、車で、安中榛名駅まで送ってもらいました。
 
乗り鉄なんて話だから、18きっぷだろう、という予想を大きく裏切って、いきなり新幹線です。
というのも、私、永年、上田~長野間を乗り残してたのです。
そして、この区間を乗ることにより、JR東日本の全路線を完乗したことになります。
(厳密に言えば、国鉄時代にしか乗ってない烏山線や石巻線がありますが、そこは追って、ということで。あと、BRTも乗っていません)
逆方向であるためかさほど混んでいない新幹線であっという間に長野到着。乗りつぶし完了です。

さて、実のところ、これが最大の目的であったために、長野で何かしよう、ということはありませんでした。善光寺でもお参りに行こうかなとも思いましたが、今使ってる御朱印帳お寺版はここ善光寺で買ったもので、まだまだ残りもありますし、どうせ坂東三十三箇所か秩父三十四箇所が終わったらお礼に来ることになりますので、今日はいいや。

長野電鉄で何かおもしろい記念切符でも出てないかなーと地下にもぐってみますが、特に案内などもなかったし、自分で何が収集済みなのかよくわかんなくなっちゃったので、何も買わず。
駅前のアルピコバスの窓口にも何か無いか聞いてみようかと思いましたが、混雑してたので、何も聞かず。
結局すぐに電車に乗り込んで、篠ノ井へ向かいます。

しなの鉄道も未乗ですので、これで軽井沢方面に向かうことにします。途中下車もしたいので、フリーきっぷを買おうと思ったのですが、篠ノ井駅では売っておらず、乗車証明をもらいました。これで下車駅で買ってくれ、とのことです。
さて、お腹もすきましたので、篠ノ井駅の駅そばでも食べることにしましょう。見ると、普通のおそばに加えて、「特上」なるものがあります。信州で特上そば、という期待感に、40円上乗せします。って、たった40円?

さんぷん待って登場。特上月見そばー。
ひとくち。……美味しい。なんだこれ。すごい美味しいぞ!? 思わず、おおっ……と声を上げてしまいました。素晴らしい。さすが長野県。

満足して、電車に乗り込みます。次にやってきた車両は、「あの夏で待ってる」というアニメのラッピング車両でした。そういえば小諸が舞台のそんなアニメがあったとかお友達に聞いたような。見たことはありませんが、絵柄は結構好みです。
 
 
上田で途中下車してようやくフリーきっぷを購入します。
そういえば、近所のショッピングセンターアリオに、ミッフィーのメダルがあって、それだけまだ未収です。ディズニーのは買ったのですが、時差で設置されたからなー。
買いに行こうかなと思いましたが、歩くとちょっとありそうだなあと断念。弱い。
上田電鉄やJRの窓口も覗きますが、特に何も買わずに、結局また次の電車に乗ります。
小諸でまた降りて、観光案内所でスタンプを押したり、懐古園へ行ってみたり。先ほどのアニメ「あの夏で待ってる」仕様の記念入園券がある、というので買ってみます。
二枚セットですが、一枚を使って入園します。園内をぶらぶらしていたら、懐古神社を発見。社務所もあって御朱印もいただけるということで、やったー。
 
 
そういえば「藤村記念館」というのがあって、甲府出身の私は「ふじむらきねんかん」だと思ってたのですが、ここでは「とうそんきねんかん」ですね。あとで気づきました。
さて、駅に戻りまして、軽井沢行きに乗車。浅間山が真っ白く雪をかぶっていてキレイです。あっという間に軽井沢到着。これで、しなの鉄道も完乗しました。いえーい。
駅前の草軽ターミナルには、草軽交通の古い切符が売っています。以前は草軽電鉄のものもありましたが、今ではバスの切符が4種類残っているのみです。確か以前お友達に買ってきてもらったのですが、つい買ってしまいました。

ここから再び新幹線に乗って帰ることもできますが、やはり横軽のバスで群馬に抜けるのが正道でしょうーと勝手に思い、バスを待ちます。発車時間が近づいてくると続々人が集まってきて、大きなバスがほぼ満席になってしまいました。びっくりだ。
以前あった往復券はもう無くて、基本現金のみ。回数券があるようですが、手がでないので見せてもらうこともしませんでした。

順調に碓氷峠を抜けて横川には若干早着です。

 
信越線の電車まであと30分くらいあります。鉄道文化むらに行くには時間短いなー。と、駅前をぶらぶらしていましたら、おぎのやの向かいに、釜飯資料館を発見。中に入ってみると、あんまり整理されてない感じで、古いポスターなどが展示されていました。スタンプでもあったら歓喜するのになー。
峠の釜めしも今や、1,000円になっちゃいましたね。それでも好きなので機会があれば買って食べていますが、今日は実家に帰るので、買わず。
信越線の車両は、ロングシートなんですね。

実家の最寄り駅は、群馬八幡ですので、そこで下車。新しいスタンプは改札窓口にしまってありました。
お迎えに来てもらって本日の鉄旅終了です。
やー、たまにはよいですねー! 車両の写真とかすごく苦手なんですが、乗ったものくらいは撮ろうと頑張ってみました(笑)

JRは、あと東海、西日本、九州に乗りのこしがありますし、私鉄はあと700キロちょっと残っています。少し無理すれば一年で充分終わらせられる距離ではありますが、ここまで来るのに何年もかけています。すぐに廃止になっちゃうかもしれないところはともかく、これからものんびり目に完乗を目指したいなーと思っています。

最後はどこの駅がいいかなーなんてことはよく妄想するんですが、ふさわしいところはあんまり残っていない感じ。名松線の伊勢奥津駅なんてよいかなーとは思っていますが、それまでに復旧してくれるでしょうか。