これは祖母が実際に赴いて、おみやげにくれたものです。中にはいくつかのスタンプが押印してあるのですが、逆さに押してたり、押す場所が違ったりとおちゃめな感じであります。とはいえ今となってはとても貴重な資料です。
1990(平成2)年にオープンしたテーマパーク、カナディアンワールドはその後低迷を続け、1997(平成9)年に閉園しました。わずか7年ほどだったんですね。
そして無料の公園として生まれ変わって早10数年。どうなってるんだろうという好奇心から訪れてみました。
◆現地訪問◆
誰もいない入り口から車で入れるよいう道をひた走っておりましたら、こんな合図と風景に出会いました。
おおお、線路だー。しかし赤錆ていてちょっと現役には見えません。でも、まだ可能性はあるかな(何も知らずに行ったのです)。見えている車は私のレンタカー。
マンホールはアンのデザイン。ここだけ仕様ですね。
さてではぶらりと歩きだして見ましょう。ぽつんぽつんと建物があるエリアにまずは向かいます。
大草原の小さな家(ちょっと作品違う)。最初に出会った建物には「ポストオフィス」と書かれていました。しかし中には入れません。
実はここ、テーマパークとして営業していたときには、本物の簡易郵便局でした。
その先には……、グリーンゲイブルズ!
ここだけは中に入れるようになっています。
すると……アンコス衣装がご自由に状態で置かれています。
二階にはアンのお部屋も再現されております。
はー楽しいぞ。さて次に中心地区行ってみよう。
こんな感じで家々が立ち並んでいますが……。まったくひと気なし。平日だったということもありますが。
もう少し線路を追いかけてみましょう。
客車発見! 橋の部分にはロープが貼られていて、ここで初めて、ああ動いてないのかーと気づきました(ほんとーに事前に何も調べて行かなかったのです)。
お、駅がありますね。
シーンとしています。中にも入れません。ちょっと裏手に回ってみましょう。
木がめくれあがったホームと車庫らしきものがあります。このホームは長らく使っていないように見えます。あとで調べたWikipediaだと繁忙期は運転しているみたいに読めるんですが、さてどうなんでしょう? 車庫の位置は最初からあそこだったのでしょうか。ループした線路のようですが運転中は通り抜けていたんでしょうね。
一旦車に戻ってもう少し端っこへ。
ここはかつての入り口のようです。料金表もそのままに。
振り返って全景を。
さらに車に戻って反対側の入り口に向かいます。
これがメインゲートでしょうか。
かつての駐車場からゲートまでのあいだにこんな車両が置かれています。園内を走っていたものでしょうか。
結局、園内にいるあいだ。私は、誰一人にも会うことがありませんでした。まったくひと気がありません。
ここだったら自前の衣装で撮影とかやりたいほーだいだなあとか思いました。大自然と古びてるけど洒落たお家はうまく切り取ればいい感じの写真になりそう。
休日ならばもう少しテナントなども営業しているようですので風景も変わって見えるかもしれません。
◆かつてのパスポート◆
というわけで、お待ちかね。私が祖母にもらったパスポートです。
表紙を開くとこんなページが。イミグレーションみたいな感じでしょうか。
園内の案内とスタンプポイントガイドです。スタンプは全部で13種類ある、というふうに見えるのですが。
実際に押印されていたスタンプを見ていきますと。
ロブスターやクジラの描かれたスタンプは、4つでひとつになっています。なあんだ!
ほかはどうだったの? みたいなことをたずねようにも、もうその祖母もいません。
先程も書きましたが休日だともう少し違った顔かなとは思いますが、こんな贅沢な空間を独り占めできる平日訪問も楽しいです。自前カントリーファッションで闊歩したいなあ。
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