きっかけはそれぞれですよね。雑誌でネットで見たとか、○○があるからとか。
静岡修善寺虹の郷はライブスチームが走っていることで有名です。私、車両にはとんと疎いものだから何か本格的なSLが保存されてるってこと? ぐらいに理解していました。
そこに行こう! と思ったのは、どうやらスタンプあるよ、という情報が決めてでした。
結果としてスタンプはもちろん、もうたっぷりと楽しんできました。シーズンオフなのに。
その日は三島に宿泊していて、早めに出て開園時間ちょっと過ぎに到着。駐車場に車はまばらです。空いてるなー。
寒いですし、植物を愛でるにはかなりのシーズンオフです。
入園してすぐに目につくのが園内鉄道の駅。園の反対側カナダ村のネルソン駅までの約1kmを結んでいます。まもなく出発するようです。
朝一番の便なので運用の関係からか、SLではなくDLです。でもこのDLもなかなか可愛い機関車です。
早速乗っちゃいましょう。切符を買います。
本格的じゃーん。最近見ることが減ってきたハサミも入ります。
トロッコのようにオープンの車両がずらり並び、後部には車いすでもオッケーな窓付き車両もあります。
大人が二人並んで座れるぐらいの幅はあります。線路のゲージは15インチだから38センチほど。その上にこの幅が乗ってると考えると結構不安定なイメージです。事実ドアを閉めると揺れます。
出発。のんびりのんびりと走ります。速度は5km/hぐらい? 徒歩とあんまり変わりません。でも楽しい。
踏切もあります。鉄橋もあります。
やがて列車はネルソン駅に滑り込みます。途中複線のようになっていますが、厳密にはループした線路です。なので、機関車の入れ替えをしなくても大丈夫なんですね。
さて、この先はノープランです。のんびり散策しましょうか。
カナダ村にあった、万華鏡博物館を発見。入ってみましょう。
ふおーと思わず声が出るようなおもしろい万華鏡がたくさんあります。全部覗きこんでたらいつまででもここにいられそうです。
お、スタンプ台を見つけました(この画像は別の場所ですが、こんなスタンプ台が園内各所にあります)。
最終的にこのようなシヤチハタ印は
・CANADIAN VILLAGE
・ROMNEY BUS
・TAKUMI VILLAGE
・JAPANESE GARDEN
・BRITISH VILLAGE
・ROMNEY RAILWAY
の、計6種類を見つけました。
まだあったかもしれません。お花無いしなーと行かなかったエリアがアヤシイ……。
園内の交通機関はロムニー鉄道だけではなく、バスもあります。
これと赤いロンドンバス風の車両の二両。私が乗せてもらったのは匠の村行きの赤いバスです。
こちらにも切符があります。
実はこのバス、乗客が私だけで、運転手さんに園内の詳しいガイドをしていただいちゃいました。独り占めですよ! 贅沢なお話です。
詳しい植物の咲く時期や富士山ポイントや。シーズンオフならではの楽しみかもしれませんね。
カナダから一気に日本にやってきました。ここはダムに沈んだ村の建物を移築して作られたエリアです。
ひとつひとつの建物を見て回りますよ。
次に伊豆の村に向かおうとしたら、園内を巡回していたのか職員さんとご一緒することになりまして。二人で歩きながらまたお話を直接伺います。なんか取材っぽいな!
続いて、夏目漱石記念館を覗き込みます。あ、スタンプ発見。
ここは、漱石さんが病気療養のために泊まった宿を移築したものだそうで。ここでもこちらの職員さんのお話を独り占めです。
さて。
いよいよ個人的メインイベント。イギリス村まで帰ってきまして、ロムニー鉄道の資料館を見に行きます。
実際動いているSLや今はお休みしているSLの車両基地ですね。
日本のSLを模した貴重な模型やら。
リアルトーマス? と思うような可愛い車両も丁寧にメンテナンスされています。
資料館内には、イギリスの硬券もずらりありましたよ。
エドモンソン券発祥の地ですものね。
そもそもロムニー鉄道の15インチというゲージ。実際イギリスではこのゲージでの営業運転もなされているのだそうです。本格的なのは当たり前。模型ではなく、リアル鉄道なわけです。
ロムニー駅に行ってみましたら、ちょうどSLが出発するタイミングでした。
外見だけがSLで中身は実はモーター、というような遊園地の鉄道もおもしろいですが、ここは本物です。ボーっと汽笛を鳴らすと、お湯の飛沫が舞います。
そもそも「ライブスチーム」というのは、実際に動いているSL、を指す言葉です。そりゃ正真正銘本物ですわ。
小さいサイズですが長い客車を引っ張って走る姿は美しくて力強くて頼もしいです。
あーー楽しい! 動画もいっぱい撮っちゃいました。
私が帰る頃にはお客さんも増えてきて、子供たちの歓声もあちこちで聞こえていましたよ。
今度は花のシーズンに行ってみよう。
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