神奈川県を走る相模鉄道、通称相鉄。本線の「かしわ台」駅ができる前にあった駅が「大塚本町」駅です。昭和50年に、駅を分割するような形で、かしわ台駅とさがみ野駅ができて、大塚本町駅は廃止となりました。
今でもかしわ台駅の東口として、長い通路の一部にホームを留めていて、こういう形で廃駅が残ってるケースは珍しいんじゃないかな。
そんな大塚本町駅の記念切符が発売になる、ということで、朝から並びに行って来ました。
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……寒かったです。
お天気はよかったのですが、屋根があるが故に太陽の光が降り注がず、真横を通過する電車が巻き上げる風で寒いこと寒いこと。
切符の発売は10時からということで、のんきに9時半ぐらいに到着しましたら、150番目くらいでした。みんなすごいな……。
実は私より前にお友達が二人すでに並んでいましたので、自分が買えなくてもおこぼれにあずかれるかしら、という甘い期待があって、さらにのんきに構えていました。
10時になってもなかなか列は進みません。というのも、100枚ほど再来週のイベント参加券がついてるとのことで、箱から選んで買えるという状態になっていたようです。
さらには、今回の記念切符。さがみ野、かしわ台、相模大塚の各駅D型硬券がセットされているのに加えて、実際には使えない(だって駅が無い)「柏ヶ谷」と「大塚本町」のB型硬券入場券が入っています。ただし、どっちか選ぶことはできない、という……。
こういうの、正直好きじゃありません。どうしても両方欲しい人は複数買うことになるし、余らせてしまうことにもなります。そうすると終わりの方に来た人が買えないということもありえます。
さらにさらに当たりの参加券も硬券ですし、該当の日付で色が違うようですし、はずれた場合には、別の模擬券が二種類どちらかが入るという……、もうよくわかんない状態です。
ちなみに「柏ヶ谷」とは、大塚本町の前身の名前です。開業時は柏ヶ谷だったようですが、なぜかわずか一ヶ月で大塚本町に改称されています。
とまあなんだかえらそうなことを言ってますが、やっぱり私も両方欲しい! おまけの絵だけ切符はどっちでもいいけど、入場券はねー。というわけで、複数買いまして、柏ヶ谷と大塚本町両方入手できました。最初にがっつりシャッフルしてくださったのでしょう。
さてところで。
この切符のための行列を見越してか、元大塚本町駅のホーム上には、古い相鉄の写真や、駅名標が復刻されて飾られていました。
古い写真で見た駅名標とよく似ていますので、ちゃんと現物を参考にして作ったのでしょうね。
駅の外切符発売ブースには、海老名のゆるキャラ、えび~にゃちゃんも来ていました。
イラストだとニ頭身なんだけど……あ、いや、多くは望むまい!
どうやら切符は即日完売になったようです。柏ヶ谷と大塚本町があったから、実質二種類で発売数半分だものね。
ちらほらといろんな鉄道で、幻の駅の切符を記念切符として出すケースが多くなってる気がします。ぱっと思い出せる最近のものだけでも、「ハイランド」とか「小松ケ丘」とか「鈴川」とか「足尾本山」とかいろいろ。
おまけとしてつけてくださるのはおもしろいし、歓迎するんですが、ほどほどでお願いします!
最後に、本物の大塚本町駅の乗車券を。これは昔、古い切符を扱うお店で買ったものです。
ああ、やっぱり本物はカッコよいなあ……。
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