翌朝はすっきりおめざめ。ちょっとお酒入ったくらいがちょうどよいのかもしれません。また重い荷物を背負って、坂道を降りて駅まで。駅のコインロッカーに大きな荷物は入れてしまってああすっきり。
お腹がすきました、というわけで、駅弁を買って食べようという作戦に出ます。私が選んだのは、鯵鯖よくばり寿司、でした。みんなもそれぞれに買ってましたが、偶然なのか狙ったのか全員違うものを買ったようで、駅弁で乾杯(笑)
ひとりマクドナルドな人までいて、バラバラ過ぎです。わはは
ここでさらに二人と合流して、熱海港へ向かいます。タクシー二台に分乗したのですが、「前の車を追ってくれ!」って堂々言える数少ないチャンスだったのになあ(って)。
10時ちょうどの初島行きに乗るつもりだったのですが、ドックの関係か、10時の便は無く、10時半に。一時間くらいありますが、なんとなくだらだらと港で時間をつぶします。
乗る船は、イル・ド・バカンス2世号です。にこにことかっぱえびせんを買ってる大人たち。いったいなんでまた……と思ったけど、出航してすぐにわかりました。かもめがかもめが! すぐ目の前までやってきて、手にもったえびせんをくわえていきます。すすすすごい。こんな近くで飛ぶ鳥を観察できることも無ければ、自分の手から餌をあげられるなんてこともめったにありません。
決定的瞬間を狙ってカメラを構えますが、鳥の動体視力にかなうわけもなく。
そんなこんなであっという間に初島に上陸です。初島は熱海市。車のナンバーは「伊豆」表記です。昨日の大島は東京都であるため「品川」なのでイマイチでしたが、こちらのほうが旅先感があります。車ほとんどいませんけど。
まずは目的地である初島灯台へ向かいます。ぶらぶらとのんびり歩いていると、菜の花畑やら、激しいアスレチックやら。リゾートアイランドなのだなあとしみじみします。
さて、初島灯台は、燈光会が管理するのぼれる灯台15基のうちの一つです。これらの灯台のよいところは、統一感のあるチケットやパンフレット。そしてスタンプが必ず設置されていることです。数年前私は灯台めぐり用のスタンプ帳を自作して、自分用とお友達用に配布しました。
なので、みんながここでそのスタンプ帳を取り出して押してます。不思議な光景。
上りは灯台の内部、下りは灯台の外側の階段を使います。それほど高い灯台ではないのであっという間にのぼることができました。
さて、周囲をぐるりと見渡しますと、四方すべてが海に囲まれています。離島なんだから当たり前なのですが、灯台でこういう経験ってなかなかできません。
昨日いた伊豆大島や、房総半島、箱根の山などが見渡せます。案外近いんだなあと地図を思い浮かべながら風に吹かれるのです。
灯台から降りて、お昼ごはん。大西食堂という海ごはんのお店で、丼モノをもぐもぐ食べます。んまい。
そしたらどんどこと時間は過ぎて、帰りの船の時間となりました。少し慌てて港に歩きます。結構混んでいて、みんな島のどこに隠れていたんだ、って感じです(いや、実際にはみんなリゾート施設にいたのであって、そこに行かない私達が異端なのですね)。
あ、そうそう関係ないけれど、島にあったマンホール。ちゃんと初島デザインです。
帰りもかもめに餌をあげようとみんなしてえびせんを掲げるのですが、風向きの関係なのか、なかなか近くまで来てくれません。だんだんみんな飽きてあげなくなってきますが、どうも熱海港近くのかもめは上手に餌を食べる、ということみたい。風向きももちろん関係あると思いますけれど。
さて。
熱海に戻ってきた私達は、駅方面ではなく、ロープウェイ方面に歩き出します。大人の修学旅行を名乗るならば行くべきでしょ!と私が強硬に言い張った「秘宝館」を目指すのです。いや、私は過去に一度見てるんですけれど……。
ロープウェイは足元近くまで透け透けタイプのシンプルな搬器。これに揺られて山頂に向かいますと、もうそこは……。
入館する前に少し歩いて、熱海城を見に行きます。大変立派な天守閣があるのですが、あれ、ここってお城あったんだっけ?
案内板を見ましたら「戦国時代の見果てぬ夢をここに実現」と、つまり実際にはお城無かったけど、あったらこんなかな? という妄想施設なのでした。
中もなかなかにずれた感じの展示などがあるらしく、興味津々だったのですが、ただでさえ秘宝館を推してしまった立場上これ以上変なところにみんなを連れて行くわけにもいかず(笑)断念です。
というわけで、ロープウェイの駅に戻り、秘宝館です。
中は撮影禁止ですので、写真は何もありませんが、えー、まあ、あったとしても外に出せないというか、ブログにゃ貼れないというか。
最初は割と真面目に性に関する資料などが集まってて、ふんふん見てるのですが、先に進むにつれ、脱力感が増していくというか、なんというか。キャッキャウフフと騒いで見てたのですが最後の方はツッコミ疲れというか。
正直すまなかった。
いや、おもしろかったけど。また一歩大人の階段をのぼりました。てへ☆(注:40歳)。
疲れ切った私達は言葉少なにバスに乗り込みまして、駅まで。さて、帰りのルートを決めていません。どうしようかなーと駅で指定の残り状況などを見てましたが、踊り子号などはすでにほぼ満席であり、もはやこだまの自由席くらいしか選択肢が残っていませんでした。まあ、それで行くか。
立席も覚悟しましたが、なんとなく全員座れた様子。ぐったりとしてみんなふと気づけば東京だった、ということのようです。あ、私もですけれど。
東京駅の地下街をぶらぶらと歩き、ちょもらんま酒場へ。私はもうお酒はいいやーと辛口ジンジャーエールを飲みつつ、担々麺とでっかい餃子。もぐもぐ。美味しい。
そんなわけで、ここで解散でございます。みなさまお疲れ様でした!
次回はあそこ? それともこっち? とすでに計画は動き出しております。大変に楽しみでございます。うふふ。
というわけで、第二回をお楽しみにー!
あー、ちなみに私はそこから浅草線の駅に歩いて行こうとして迷って、駅にようやくついたと思ったら20分間隔の北総直通が行ったばかりだったという……。
お疲れ様でした。
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